主人公・伏見 葵は秋から全寮制の学園へ編入する。
その準備もあって、夏休み中に学園の寮へ引っ越すことになった。
学園があるのは、彼の家から遠く遠く離れた南の島。
昔、父親が教壇に立っていた学園だから、
親元から離れた寮暮らしでも許してもらえたのだった。
船でしか行けない南の島。
渡航中、嵐に遭ったりと大変だったけれど、なんとか到着。
夏休みにもかかわらず、学園の寮に残っていた三人の女の子。
明るく自由奔放で、尊大な性格――天鳥 すみれ
誰にでも優しく、朗らかでおっとり――水崎 月乃
凜としているしっかり者だが、実は慌て者――高瀬 このは
さらに彼の編入を阻止するべく妹が追いかけてきたことも
発覚し、島はさらに賑やかになる。
兄限定で、甘えるのも甘やかすのも大好き――伏見 巴
島内を案内してもらったり、海水浴をしたり、
編入準備のために勉強を教えてもらったり、
雨の日は図書館で過ごしたり。
毎日がたくさんのことで満たされていた。
――しかし、夏休みはなかなか終わらない。
その不思議なことに気付いた葵は、島の秘密を探ることになるのだが……