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「香穂ちゃん攻める!」
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夕陽
「ひゃぁっ!? かっ、香穂ぉっ!?」
香穂
「まさか寂しすぎて、火照った身体が夜泣きしてるんじゃなかろ~なぁ?」
 香穂は夕陽に抱きつき、猫の匂いつけみたいに顔をゴロゴロと擦りつける。
夕陽
「ちょっ、ひゃぁっ……ふあぁっ……やめてっ、なんか、おっ、オヤジ臭いよぉ~!」
香穂
「あたしが慰めてあげてるんじゃなぁ~い。うりうりぃ!」
 夕陽の抗議の声にもめげず、香穂は自分の胸を押しつけてセクハラを止めない。
夕陽
「あっ……ああんっ……こっ、こんなところで、やめてよぉ……」
「お前ら、相変わらずだな……」
香穂
「うっす、広崎」
 いつの間にか現れた響は、腕組みをしながら二人の痴態を興味深そうに見ている。
夕陽
「だっ、だからぁ……あんっ……くすぐったい、ってばぁ」
 夕陽は必死に抵抗するが、触手のように絡みつく香穂の手から、逃げられずにいる。
「へぇ、上手いモンだなぁ、榎本」
香穂
「にっしっし……たまに後輩と触りっこしてるからねぇ」
「ふむ……よし、榎本。夕陽のウエストをぎゅーっと抱きしめてみてくれ」
香穂
「へっ? うん、いいよー」
夕陽
「って、何指示出してんのよっ! んぐほぉっ!?」
夕陽
「痛いいたいイタイっ! こほっ、えほっ、息できなぁいっ!」
 まるでプロレスか柔道か、力づくのハグに夕陽がうめく。
香穂
「ありゃ、こりゃ失敬……鯖折りしちった」
夕陽
「はぁ、はぁっ……こっ、殺す気ぃ!?」
香穂
「ごめんっ、ごめんってばぁ~! お詫びに、優しくマッサージしてあげるからぁん」
「やれやれ、智希がいたらどういう反応することやら。榎本、次は胸な」
夕陽
「ちょっ、ちょっとぉっ、香穂、やめてったら! あはぅん! あぁっ!!」
香穂
「あはっ、いい声じゃなぁい~! もみもみぃん♪」
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