
- 千奈
- 
「ひゃぅっ!?」
- 一悟
- 
「あっ!? ごめん、痛かったか?」
- 
 部屋に響くような悲鳴を聞いて、慌ててスイッチを切った。
- 千奈
- 
「い、いえ……っ! 違うんです、突然でびっくりしただけなんです」
- 
 取り繕うように言いつつ、千奈はローターに添えた手を強めに握る。
- 千奈
- 
「も、もっとしてください……アソコに押し当てて、
 ぶるぶるって……してください」
- 千奈
- 
「わ、私が嫌だって言っても……いっぱい、いやらしく
 愛撫してください……気持ちいいこと、してください」
- 
 学園では潔癖なくらい男を避けている千奈が、自分から
 何度もおねだりをしてくる。
- 
 あまりにも大きなギャップに、欲望が一気に膨れ上がった。
- 千奈
- 
「ふゎ、はぅんっ!? あっ、ぁあっ……!」
- 一悟
- 
「千奈の妄想の中だと、俺は結構意地悪なんだな。
 嫌だって言っても、止めてくれないなんて」
- 一悟
- 
「普段からそんなイメージで、俺を見てたのか?」
- 千奈
- 
「や、あっ……違うんです、先輩はいつでも優しいです、
 でも、でもっ……エッチな時だけ、意地悪なんです……」
- 一悟
- 
「へえ?」
- 千奈
- 
「だから私、どんどんいやらしくなっちゃうんです……
 先輩に、いやらしい女の子にされちゃうんです……」
- 一悟
- 
「意地悪されて、いやらしくなるなんて。千奈は結構マゾなんだな」
- 千奈
- 
「ふぇっ!? ち、違いますっ、私は普通です! 先輩が
 意地悪なんですっ……エッチな時だけ、ですけど……」
- 一悟
- 
「でも、意地悪されて感じるんだろう?」
- 千奈
- 
「そ、それは……んんっ、でも、違っ……」
- 一悟
- 
「違わないって、ほら……」
- 
 ローターのスイッチを最大に引き上げる。
- 千奈
- 
「ふゃぁぁっ!? はぅ、んんっ!? せ、先輩っ……!」