- 一悟
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「……アリス、初めてだったんですか?」
- アリス
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「そうだよ。ご不満だったかな?」
- 一悟
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「まさか……嬉しいです。俺も初めてでしたから」
- アリス
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「そうなのか……ふふ、初めて同士というわけだね」
- 一悟
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「そうですね」
- アリス
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「うん……嬉しいよ。夢みたいだ」
- 一悟
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「夢じゃ困ります」
- アリス
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「そうか。くす……そうだね、困ってしまうね」
- アリス
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「それにしてもさっきから、どうしても
気になってしまうことがあるのだけれど……」
- 一悟
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「なんですか?」
- アリス
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「……これだよ」
- アリス
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「…………んぅ」
- 一悟
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「あっ……」
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思わず、大きめの声が漏れてしまった。
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ズボンごしに触れる指の感触に、意識が持っていかれてしまう。
- アリス
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「っ……えぇと、大きくなっている……ね」
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なにより、視覚的な刺激がものすごい。
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アリスの手が、俺の股間にふれているなんて。
- 一悟
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「その、大胆、ですねっ……」
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もう、精いっぱいのやせ我慢だ。
- アリス
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「そうだよね……我ながら、そう思うよ」
- アリス
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「でも……ぁぁ、ごめん、もう、たまらなくて」
- アリス
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「一悟くんの身体に触れたくて、たまらなくなってしまったんだ」
- 一悟
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「っ……」
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その言葉を聞いた瞬間、射精してしまうんじゃないかと思った。