恋する彼女の不器用な舞台 - Official Website

ギャラリー

白スク水が濡れると……
百花
「のんびりあそぶ、それがおしごと。だから、あそぼ」
 百花ちゃんはそう言うと、プールの水をかけてきた。
真里亜
「ふふっ、そうですね。楽しく遊んでいただくのが一番ですわ」
一悟
「わわっと」
 真里亜さんまで水をかけてくる。
百花
「ね。ほら、一悟も」
一悟
「あ、ああ……」
 俺は控えめに水をすくって、波立たせる。
百花
「仲間にえんりょはいらないから、ほら、ばしゃー」
 のんびりした声とは裏腹に、大量の水しぶきをたてる百花ちゃん。
百花
「へい、かもんー」
 続けざまに、ばしゃばしゃと水しぶきをたてる。
 自分自身にも、大量にかかってしまうほどに。
 だから……
一悟
「っっっ!?」
 肌が透けてしまうほどに、水着が濡れていた。
 そうか、白い水着って透けるのか――!?
百花
「んぅ、一悟? どしたの?」
 固まっている俺に気付いて、百花ちゃんが首を傾げる。
一悟
「あ、あのさ、百花ちゃん、その……っ」
 どう伝えたらいいんだろう?
 助けが欲しくて、チラッと真里亜さんの方を見る。
真里亜
「…………ふふ」
 自分の主のピンチだというのに、真里亜さんは
 俺の視線に微笑み返すだけだ。
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