【いずみ】
「はぁ……んん、お願いかずちゃん、私、かずちゃんとひとつになりたい……いいでしょう……?」
【いずみ】
「ずっとずっと待っていたんだもの……かずちゃんが、姉弟だからだめって言えないくらい、私を想ってくれるこの時を……」
【和哉】
「………………っ」
いずみ姉さんの腰がもどかしげにくねる。くちゅくちゅという水音に翻弄されて、頭がまっ白になっていく。
【和哉】
「そんな聞き方はずるいよ、いずみ姉さん……」
【いずみ】
「ふふっ、これが私だもの……知っているでしょう?」
まったく、いずみ姉さんはこんな時にまで抜け目ない。
【和哉】
「姉さんのことが好きだよ、姉弟だって分かっていても、抑えられないくらいに」
俺の返答に、いずみ姉さんはとろけるような笑みを浮かべた。
【いずみ】
「ありがとう、かずちゃん……私も大好きよ……」
囁いたかと思うと、いずみ姉さんは唐突に腰を下へ沈めてきた。
【いずみ】
「んん……くぅ……んんっ!」
【和哉】
「い、いずみ姉さんっ……」
【いずみ】
「ふふっ……かずちゃん、セックスは初めて?」
【和哉】
「あ、当たり前だろう」
【いずみ】
「そう……ふふ、嬉しい……かずちゃんの初めてをもらえるなんて、お姉ちゃん冥利に尽きるわ……」
いずみ姉さんは秘部と亀頭をぴったりと合わせたまま、腰をどんどん下ろそうとする。
【いずみ】
「ん……あ……んん……っ?」
しかし、亀頭が秘部の間を前後に擦るだけで、挿入には至らない。
いずみ姉さんは、困惑の表情で何度もモノを握り直し、狙いを定めようとする。