【いずみ】
「……あら? みことちゃん、少し太った?」
【みこと】
「にゃああっ、そんなことないよ! いずみ、しつれい!」
【いずみ】
「そうかしら? お父さんと一緒につまみ食いばかりしていたみたいだから、そのせいなんじゃないかと思うのだけれど」
【みこと】
「ふぇぇ、そんなことないよね、カズくん!」
【和哉】
「し、知らないよ」
【いずみ】
「くすくす、かずちゃんったらまだ照れちゃって」
【みこと】
「い、いずみこそぷにぷにじゃん。あたしより運動してないし」
【いずみ】
「あら、私はいいのよ。余計なものは全部胸にいくもの」
【みこと】
「うにゃあああっ!?」
【いずみ】
「ね、かずちゃん? 胸は大きい方がいいわよね?」
【和哉】
「だから、知らないって!」
そんなことで同意を求められても困る!
【みこと】
「そんなことないよっ。胸、走るときとか邪魔だし」
【いずみ】
「今どき走る必要なんてほとんどないでしょう? 胸が大きい方が、なにかといいのよ」
【みこと】
「でもほら、あたしの方が足細いよ。足フェチってあるじゃん!」
た、確かにみこと姉ちゃんの足は綺麗だ。スポーツが得意なことと関係があるのかは分からないけど、ほっそりしていて形が良い。
【みこと】
「あーっ、ほら、カズくんちょっとこっち見た!」
【和哉】
「ちちち違う!」
【いずみ】
「むうっ!」
【いずみ】
「かずちゃんはそんなにニッチなフェチじゃないわよね? 男の子だったら、やっぱりお胸のほうが好きでしょう?」