妹のハジメテは、兄さんのためのもの

【弥恵】
「ぅぅぅっ、はうぅぅ……」

【和哉】
「っ、うわ……すご……」

服を脱ぎ、ブラジャーからこぼれた景色に、思わず息をのむ。
豊かにふくらんだその曲線から、目が離せなかった。

【弥恵】
「に、兄さんっ、そんなに見ないで……恥ずかしいよ……」

【和哉】
「そんなこと言われたって、見ちゃうよ。こんなに綺麗なんだから」

【弥恵】
「きれいって……こんなの、ただの脂肪だもんっ。きれいだとかそういうのじゃ……」

【和哉】
「ううん、綺麗だよ。俺、見てるだけで興奮しちゃってる。弥恵の胸……ううん、おっぱい。すごく綺麗だ」

【弥恵】
「おっぱ……ぅぅぅ、絵麻ちゃんみたいな言い方しちゃやだよぉ……」

【和哉】
「どうして? おっぱいはおっぱいじゃないか」

【弥恵】
「ちっ、違うよぉ。胸っ、むねなのっ」

明らかに全身を強ばらせて緊張した様子の弥恵。
でも、あらわになった胸を隠してベッドに潜ったりすることなく、俺と向き合ってくれている。
そんないじらしさが、とても可愛らしく思えた。

【弥恵】
「あう、っはぅぅぅ~、そんなに顔近づけちゃだめだよっ」

【和哉】
「お願い、よく見せて? 弥恵の胸、すっごく綺麗で、エッチで、興奮するから」

【弥恵】
「そ、そんな風に言われても……分からないもん」

【和哉】
「んん……本当に綺麗だ。見てるだけで、たまらなくなる……すん、すんすんっ」

弥恵の肌から伝わってくる熱気が頬に感じられて、例えようのない幸福感に包まれる。
全身にこの感覚を取り込みたくて、無意識に息を吸いこんだ。